「もう一度、生まれてきたいと思う?」
「スカイ・クロラ」のTVCMで語られるこの言葉。
このストーリーのすべてが、この言葉に詰まってんじゃないかと小生は思います。
押井作品の多くは哲学的な台詞回しや描写が多いのですが、今回のこの「スカイ・クロラ」は
かなりシンプルにうまくまとめあげられ、監督の言う「
若い人たちに伝えたい事がある」という
題目を見事にこなしています。
なので、今回は非常に見やすい作りなんじゃないかな?
謎はいっぱいあるものの、それはストーリーを追うごとに明らかになっていく。
「生きることのすばらしさ」とかいうそんなチープなものじゃなく
「何のために生きている?」ということを何度も自問自答させられてしまった。
何度、君と出会い、
何度、空で戦い、
何度、君と愛し合ったんだろう
主人公、カンナミ・ユーイチのセリフの意味がわかったとき、キュンと切なくなってしまった。
終わらない、愛と生と死の物語・・・俺なら受け入れることができるだろうか?